ひざ痛の予防・リハビリ

軟骨検診の可能性

第30回 日本整形外科学会基礎学術集会から、興味深い題材を紹介しています。

本日、ご紹介するのは、この演題です。

題名 :壮年期の初期変形性膝関節症性変化と軟骨代謝状態の関連

発表者 :木下由美子先生(順天堂大学)等

膝の変形は、症状が出る前から徐々に進んでいて、限界点を突破すると痛みが出ると言われています。

症状が出ていない時点で、簡単に軟骨が変形しつつあることを知ることができれば、変形を予防できるかもしれません。

そういう目的で、色々な方法が検討されてきました。

その中の1つに、血液検査で軟骨の変形を捉えようという試みがあります。

その試みについての1つの答えを出してくれる発表のようです。

今回の発表では、血液検査のsPⅡCPという物質の値が、特に変形との関係が強いということを示しています。

sPⅡCPは「Ⅱ型コラーゲン由来プロペプチドC末端」を省略したものです。

軟骨が作られる時に出てくる物質のため、軟骨が合成されていることを示している値と考えられています。

初期の変形では、変形が進むほどsPⅡCPが低い値になるようです。

この方法や画像検査などを組み合わせて、軟骨検診が行えるようになる日も近いのではないかと思いました。

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