ひざ痛の予防・リハビリ

酔い止めの力

第30回 日本整形外科学会基礎学術集会から、興味深い題材を紹介しています。

本日、ご紹介するのは、この演題です。

題名 :塩酸メクリジンは骨格筋増殖を促進させる

発表者 :飛田哲朗先生(名古屋大学)等

塩酸メクリジンは、実は乗り物酔いの薬に含まれている成分です。

その塩酸メクリジンを使うと、トレーニングをした時に効率よく筋肉がつく可能性があるという内容の演題です。

塩酸メクリジンには、筋芽細胞という筋肉の基になる細胞を未分化な状態に保ち、骨格筋増殖を促進させる働きがあるようです。

サルコペニアなどの治療用として検証された研究ですが、効率良く筋肉がつくのであれば、トレーニングをしている全ての人が、興味を持つ内容だと思います。

ドーピングの観点から考えると、薬剤を使って筋肉の量を増やそうと考えることは、良くない考え方です。

しかし、治療として考えると、とても有意義なことだと思います。