銀座院スタッフ

水素の力

銀座院スタッフ

日本整形外科学会より

水素の力

第30回 日本整形外科学会基礎学術集会から、興味深い題材を紹介しています。

 

本日、ご紹介するのは、この演題です。

 

題名 :水素分子含有保存液はTNF-α制御を介して低温保存後の同種骨軟骨組織の生存率を向上させる

 

発表者 :内田健太郎先生(北里大学)等

 

水素に関連した演題です。

 

水素が体に良い影響を与えるという話は多く聞くようになりました。

 

町中でも水素水を見かけるようになりました。

 

その水素が組織に与える影響についての演題です。

 

軟骨、骨を4℃で保存する際、水素の含まれている保存液に浸した方が、組織の生存率が上がるということです。

 

その作用機序としては、TNF-αという物質が作られることを抑制することによるようです。

 

TNF-αは腫瘍を壊死させる物質として発見されたものですので、組織の破壊を起こす可能性がある物質です。

 

水素には、TNF-αの遺伝子発現を抑制することで、組織のダメージを減らす効果があるようです。

 

水素は液体などに添加しやすいので、積極的に活用する方法がみつかれば画期的なことになるように思います。