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痛みの原因が変わる?

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変形性膝関節症

痛みの原因が変わる?

一口に変形性膝関節症の痛みと言っても、実は時期によって原因が変わっています。

大雑把に分けると、以下のような感じになります

① 炎症による痛み

② 拘縮による痛み

③ 骨からの痛み

初期の頃は、関節の動きが低下するなどして、関節の周りに刺激を出します。

そうすると、関節の周囲で炎症が起こります。

炎症は腫れや熱感とともに、痛みを起こします。

これが初期の頃の変形性膝関節症の痛みの原因になります。

しばらくすると、この炎症は沈静化します。

そして、炎症を起こした組織が拘縮します。

拘縮を起こした組織を動かそうとすると痛みが出ます。

丁度、ギプスを取った直後に動かすと痛みがあるのと同じような感じです。

軟骨のダメージが更に進むと、軟骨の奥にある骨から、軟骨に中に神経が伸びてきます。

本来は軟骨の中には神経はありませんが、骨から神経が伸びてきたために、神経のある軟骨になってしまいます。

そうなると、軟骨自体が痛みを感じるようになります。

そして更に軟骨の変化が進めば、骨に直接刺激を与えるようになり、骨を刺激した痛みがでるようになってしまいます。

このように、変形性膝関節症の痛みは、タイミングによって原因が変わっていきます

原因に合わせた治療が重要になりますね。