膝が変形していくプロセス
ひざが痛い原因
膝が変形していくプロセス
変形性膝関節症は、ある日、突然発症する病気ではありません。
膝に負担がかかり、徐々に変形が進んでいって症状がでるのですが、実はこの表現も適切ではないようです。
変形性膝関節症の種が若い時にあるという考え方があります。
若いころにハードなスポーツをしていると半月板に傷ができることがあります。
日常生活でも半月板にダメージがでることもあります。
変形性膝関節症は、この半月板損傷が変形性膝関節症のスタートだという考え方です。
半月板損傷があると、膝の中で引っかかりが出ることがあります。
その結果として、軟骨に傷が入ってしまうことがあります。
半月板を痛めるような体の使い方をしている人は、その使い方だけで軟骨を痛めてしまうかもしれません。
軟骨に傷が入ると、その部分に負担が加わるようになり、その結果として、たんぱく質分解酵素MMPが放出されます。
MMPは軟骨を分解し、変形性膝関節症を発症させます。
半月板損傷 → 軟骨損傷 → 変形性膝関節症
このような流れを経て、変形性膝関節症は発症するという考え方が広がってきています。
変形を予防するためには、若いころから、体をメンテナンスをしていく必要がありそうです。