関節はすり減らない?
変形性膝関節症
関節はすり減らない?
膝の関節が変形して、痛みや腫れが出る病気を「変形性膝関節症」と言います。
膝のレントゲンを撮って、「膝の関節がすり減っていますね」と言われる時、この病気になっていることが多いです。
変形性膝関節症は、関節に負担をかけすぎて、徐々にすり減ってしまった結果として発症したように説明されることが多いのですが、実は、関節がすり減っている訳ではありません。
膝に負担がかかった結果、細胞からタンパク質を分解する酵素が出て、関節の軟骨を分解したために起こります。
この酵素はMMPと呼ばれ、特にMMP13が関節の変形と強い関係があると言われています。
関節の中で炎症が起きたり、軟骨への負担が多くなると出てきてしまいます。
ですので、膝の変形を予防するためには、
・早めに炎症を抑える
・軟骨にかかる負担を減らす
この2つの事が大切になります。
この分解を抑制する方法が見つかれば、変形性膝関節症を完全に予防する方法になります。
しかし、まだその方法は見つかっていません。
今の時点では、早め早めに対応をしていくしか方法がないようです。