日本整形外科学会より
SCAFF天然関節治療の優位性
第14回日本再生医療学会で発表された演題で、興味深い内容の発表がありましたので、報告したいと思います。
学会の初日、3月19日に発表された演題です。
題名は「血管形成開始における血管内皮細胞と間葉系幹細胞の相互作用の影響」
発表者は慶應義塾大学 システムデザイン工学科の上森寛元さん達です。
内容を要約すると「幹細胞と血管内皮細胞とが一緒にいた方が、より良く血管が作られる」ということになります。
この内容は、実はSCAFF天然関節治療において、とても重要になります。
SCAFFにはSVFという細胞の集まりが含まれています。
このSVFには脂肪由来幹細胞と血管内皮細胞が含まれています。
関節機能を再生する上で、血管を作ることはとても重要になります。
それは、血管が機能再生に必要な材料を運んでくれるからです。
効率よく血管を作ることは、機能再生にとって有利になります。
この発表では、幹細胞単独で注入するより、幹細胞と血管内皮細胞とを同時に注入した方が有利であることを示してくれました。
幹細胞単独よりも、SVFをそのまま使った方が良いということになるのです。
単独の細胞を使うより、SCAFFの方がより治療効果が高い可能性があることを示してくれた発表だと思います。