【培養幹細胞治療】の適応は?適応外は?

こんばんは。

整形外科、服部です。

 

さて、本日は治療【培養幹細胞治療】の適応についてお伝えしたいと思います。

 

治療の適応は変形性膝関節症のKL grade2~4としています。

できることなら早めに受診いただいて、状態が進行する前に治療をさせて頂ける方が効果は

期待できます。

また変形性膝関節症の原因が前十字靭帯損傷による膝不安定性の場合、

特に痛みよりも膝の不安定感が一番の悩みである場合は前十字靭帯再建術をお勧めすることがあります。

 

また、前十字靭帯損傷による変形性膝関節症の中でも変形が高度の場合は、軟骨、半月板の再生は

出来ても消費される方が多くなり効果を実感できにくい場合があり、人工関節置換術をお勧めする

こともあります。

 

治療の適応については年齢、変形性膝関節症になっている原因、半月板損傷の形や程度、

生活状況や目標、既往歴などたくさんの要素を総合して判断いたします。

 

「それほど痛くないから」とか「まだ手術は必要ないから」と言われれいてもお膝の中は

徐々に老化している可能性があります。

【変形性膝関節症】と診断を受けていらっしゃって、現在の状態に満足されていらっしゃらない場合は

ご連絡いただければ幸いです。当院の治療のみでなく、整形外科のグローバルスタンダードにのっとって

治療の適応を判断いたします。

 

 

東京は雨降り。

滑って転ばないよう、またお風邪を引かれないようお気を付け下さいませ。

それでは、また。

ごきげんよう。

 

 

 

 

 

 

 

服部 麻倫

【執筆者】服部 麻倫

東京ひざ関節症クリニック銀座院 院長。一般整形からスポーツ整形まで、前職では幅広く診療した経験を持つ整形外科専門医。中学生野球チームを対象にしたメディカルチェックは、現在も欠かさず行っている。

<所属学会>日本整形外科学会

<資格>医師免許(医籍登録番号421466)/日本整形外科学会認定専門医/日本整形外科学会認定リウマチ医/日本体育協会認定スポーツドクター